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企業のビジョンは社長が作り、カルチャーは社員が作る。

本日、この映画を見てきました。

マイ・インターン(2015)

 

 

 

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~あらすじ~

華やかなファッション業界で成功し、結婚してプライベートも充実、現代女性の理想の人生を送るジュールズ。そんな彼女の部下にシニア・インターンのベンが雇われる。最初は40歳も年上のベンに何かとイラつくジュールズだが、いつしか彼の的確な助言に頼るように。彼の“豊かな人生経験”が彼女のどんな難問にもアドバイスを用意し、彼の“シンプルな生き方”はジュールズを変えていくー。そんな時、ジュールズは思わぬ危機を迎え、大きな選択を迫られることに!

 

今回はこの映画の本題ではなく、舞台となるファッション系ECサイトを運営する企業の状況にフォーカスをあて考察をする。

ネタバレは無しです。

映画の評価ではなく、どちらかというと、経営、人事の観点から書いていくものになります。

 

社員が200名に増えて見えてくるものと、見えなくなるもの。

何かを始めるとき、最初は独りだ。

そして、それが1人、2人と仲間が加わり

生み出すサービスが盛り上がってくれば10人、20人、、100人・・・・・と

仲間は増えてくる。

この映画の舞台となる企業は社員数200名の企業だ。

1、2年で社員数200名を超える企業となったこの企業では、社員が1日14時間勤務をするぐらい忙しい。

当然だ。急成長している企業なので、1人1人の業務は膨大だ。

 

さて、本題にもどる。

企業が成長し、200名規模になると見えてくるもの、見えなくなるものを書いていく。

まず、見えてくるものは

様々なビジネス展開が可能となってくる。

事業がシステム化し、より効率的にサービスを運営することも可能になってくる。

この成長に合わせて、これまでの規模まで大きくしてきた主要メンバーの判断だけでは、

当然、企業を大きくすることができなくなる。

会社を10名規模から50名規模にするのとはわけが違う。

その課題が見えてくるわけだ。

 

そして、見えなくなるもの。

200名となると、社員一人ひとりの顔と名前を覚えることができなくなってくる。

ましてや、この映画の社長(アン・ハサウェイ)は超過密スケジュールうえ、指揮系統が自分だけなため

社員一人ひとりとのコミュニケーション等、当然できない。

 

さて、ここで出てくる課題。

社長の考え、想い、ビジョンは、末端の社員に届いているのだろうか?

 

届いていないだろう。

「バリバリ働く厳しい女社長」というイメージだけが組織内に広がっていく。

社員とのコミュニケーションがなくなり、顔が見えなくなる。

 

コミュニケーションを生み出す管理職クラスに求められるもの。

 

そうならないように、幹部層、管理職がいる。

社長のビジョンをしっかりと共有できている幹部層、管理職が部下にその想いをしっかりと伝えていかなくてはならない。

この規模の企業になってくると、当然このフローが必要になってくるわけだ。

しかし、この層の人間がいない。もしくはこの層の人間が優秀でなければどうなるか?

組織は一気に崩れる。面白いぐらいに。

 

ここでの優秀とはどういうことだろうか?

僕は、マネージャーにプレイヤーとしての優秀さはほとんど必要ない。と考える。

プレイヤー時代に優秀だったとしても、今必要とされているスキルはそこではない。

プレイヤーとしての優秀さは部下のサポートする部分で活きてくる。

それを自分がプレイヤーとして使えば、部下を殺す可能性もあり得る。

ここで求められる優秀さは、部下とのコミュニケーションから、しっかりと部下1名1名の持ち味を発掘し、当人に自覚・実感させ、そういう動きを実際に出来るようにする環境作り、マネージメントだ。

当たり前のように聞こえるが、これは凄く難しいことだ。

 

自分が動いた方が早い。

自分がやったほうがクオリティが高い。

あいつは使えない。

 

これは思うだけで、部下には伝わる。

その関係ではコミュニケーション等とれることはない。

 

プレイヤーは本当の持ち味を出すことなく、会社から去る。

プレイヤーが使えないのではない。会社の活かし方が下手なだけだ。

 

そこに愛が無ければ会社は成長しない。

 

さて、コミュニケーションとはむずかしいものではあるが、

結局のところ、最終的には自社の人間を家族だと思えるか、仲間だと思えるか

プレイヤー一人ひとりに感謝することができるか。

 

だんだんと。会社は人材を選べる時代ではなくなり、人材が会社を選ぶ時代に変わってきている。

会社を選ぶ以前に、働き方さえ選べる時代になってきている中で

少なくとも、愛のない会社を人材は選ばなくなってくる。

 

僕は仕事を選ぶときに一番重要視するのは

「何をするか以上に、誰とするか」である。

 

嫌いな人と一緒にしてても、それはただ合わせているだけであり、しまいには何も愛着さえなくなる。

これは皆一緒だろう。

 

給料のためにここにいる。

残業がないからここにいる。

仕事をやらされている。

という言葉がたちまち出てくるはずだ。

 

ほとんどの人が仕事を楽しくしたいと考えている。

そして、ほとんどの人が活躍したい。貢献したいと考えている。

 

人材をなかなか獲得できない。

社員のモチベーションがなかなかあがらない。という悩みを抱えている企業は世の中星の数ほどあるだろう。

そうなっていくのは、マインドの優秀な人材を獲得できていないのではなく、企業側の問題だということを、人材を選ぶ前に、自覚する必要がある。

 

代表がビジョンを作り、社員がカルチャーをつくる。

僕はそう思っている。

アイバタイキ
株式会社sozai 代表取締役 CEO / クリエイティブディレクター / エディター
1987年 8月三重県津市生まれ。東京の大学を卒業後、経営コンサルタントの会社に務め、2013年3月の沖縄へ移住。県内のデジタルクリエイティブ企業でプランナー、ディレクター、新規事業立ち上げなどを行い、2016年1月に独立。2016年7月にクリエイティブエージェンシーである株式会社SOZAIを創業。クリエイティブディレクターとして沖縄の観光振興・地域活性化を目的とした企画制作、メディアの編集をおこなっている。