これからの沖縄メディアとインフルエンサー 〜発信する媒体、発信するヒト、発信するコト〜

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最近、考えている事。

そもそも沖縄で影響力のあるメディアは何か?


2009年のデータなので、あまり参考になるかはわかりませんが(最近のデータを見つけ次第更新します。)

沖縄県はパソコンの普及率が全国でワースト1位(52.6%)です。

全国平均が75.9%なので、だいぶ差があります。

今はスマートフォンの普及率も上がってきているので、

よほどパソコンで作業をすることがなければ、
スマホで事足りるという人も多いようです。


そんな現状を踏まえると
沖縄県民をターゲットとした沖縄のメディアはどの媒体で発信することが、

より県内ユーザーに広める事が可能なのだろうか。


ひとつ例を挙げます。

地方に行けば、よく聴く話かもしれませんが

沖縄でも誰かが亡くなった時に訃報として新聞に載ります。

それを見て、知る人が多いようです。

特に高齢の方は沖縄タイムス、琉球新報をほぼ100%読んでいると言っても過言ではない程、
新聞の発信力は沖縄では強いです。
これは高齢層をターゲットとした場合は新聞が強いのかなという簡単な分析ですが、

ここで考えなくてはいけないのは

広告などを載せる場合、

いくら高齢層をターゲットとし、その高齢層がほぼ100%読んでいる新聞だとは言え、
実際には、どの程度のリアクションがあるのかをしっかりと調査・分析しないと

必ずしも新聞に載せる事が正解だとはいえません。

いわゆる費用対効果です。

僕は、この1年半、沖縄の様々なメディアを調べてきましたが、
この費用対効果がしっかりと見込めそうな媒体はかなり限られてくると考えています。

僕は広告代理店の営業ではないので、詳しくは書けませんが

そもそも広告とは、なんぞやってところから、
考えていかなくては、この費用対効果を見込むメディアを作る事は難しいのではないかと考えています。


例えば、
美容室がフリーペーパーでお店の宣伝を載せるとしましょう。
広告掲載量が1ヶ月3万円で、美容室の平均の客単価が5000円としましょう。

単純に

そのフリーペーパーを見て、来た客が少なくとも1ヶ月に6人以上いないと、

費用対効果がない。マイナスだということになります。

ではメディアの発信側は広告を出す上でやらなくてはならないことは

1ヶ月3万円払って広告を掲載した広告主の美容室に1ヶ月最低6人以上のお客さんが
自社の作るメディアにより、行くきっかけを作るコンテンツを発信しなくてはならないということ。

なので、最低限そのメディアを読むユーザーと広告のターゲットが共通していないと話になりません。

極端な例をあげると、

若者の読むファッション雑誌に、「お墓売ります。」という広告を載せるところで

そもそもお墓購入を検討しているユーザーが見ていない→費用対効果が見込めない。

購買意欲のあるユーザーと広告のマッチングができていないということになります。

広告代理店さんの営業がどのように営業をしているのか、詳しくはわからないので何とも言えないですが

少なくともノルマというプレッシャーから取ってこようとする場合、

それこそ広告主であるクライアントに満足してもらえる効果を出す広告を発信することが可能なのか。

というところにもなってきます。


ちなみに、メディアの全てが広告収入をビジネスモデルとして発信しているものだとは限りません。

メディアからECサイト(通販サイト)への誘導をはかり、モノを買ってもらうモデルだったり

それこそamazonや楽天などもひとつのメディアでしょう。

amazonで例えるなら

amazonが発信するコンテンツは商品。そして購買を検討しているユーザーを実際に購買というアクションまで
導く要素として、大きいものは

口コミですよね。

口コミを発信することで、購買まで導く。

口コミとは実際にユーザーが書くものなので

必ずしも良いことを書いてもらえるとは限りませんが、

実際に使ったユーザーの生の声が聴けるわけですから、
検討しているユーザーも判断がしやすいところがメリットでしょう。

更に口コミは運営側が発信するわけではないので、
運営コストもそれだけ削減することができます。

ただ、先ほども書きましたが、悪い評価をされる場合もあります。

食べログなどでもよくある話ですが、
仮にお店の料理が美味しくても、店員の態度が悪かったり、お店の清潔感がなかったりなどで、
酷評をするユーザーも多いです。

口コミをするのは一般ユーザーなので、その分、評価のしかたもプロではない。

というところでは、
口コミって使い方を間違えると怖いものです。


話を変えますが、

メディアといえば、雑誌やフリーペーパーなどの紙媒体、

webマガジンなどありますが、

例えばブログなんかもかなりのメディアですよね。

インフルエンサーという言葉があります。

インフルエンサーとは

《影響、感化、効果の意》他に影響力のある人やもののこと。特に、インターネットの消費者発信型メディア(CGM)において他の消費者に大きな影響を与える人。

とあります。

facebookやtwitter、ブログなどでも

このヒトが発信しているものだから間違いない!とか、

このヒトが紹介するのだから、本当に良いものなのだろう!とかいうヒトいますよね。

この影響力を持っているひとがインフルエンサーです。

仮に僕が
ある商品を絶賛する記事を

このブログで書いたとしましょう。

実際に買うヒトはほとんどいないでしょう。

つまり僕はインフルエンサーではないわけですw

沖縄県内でインフルエンサーがいるとするならば

例えば

セソコマサユキさん

沖縄CLIP、オキナワイチバ、ウチナなどのメディアの編集に関わるヒトですが

このかたはインフルエンサーなのではないでしょうか。

パッと思い浮かぶのは、このかたぐらいです。
もはや、このセソコさん自身がメディアなのではないでしょうか。
こういったインフルエンサーがもっと県内から生まれてほしいと思います。

インフルエンサーはその人が注目する、共感するモノを発信しますが、
逆にそのインフルエンサー自体が少ないと、

その地域ではこのヒトが共感するモノやトレンドしか生まれづらくなるのではないでしょうか。

この影響力と発信力は武器でもあり、弱点でもある。

そういった意味で違った価値観やピックアップができる違った色のインフルエンサーが次に生まれてこないと

メディアも一極化してしまいがちな気がします。


メディアも何かを真似る事はできるかもしれません。→ここでは簡単とは言いません。

しかし、その土地で誰をターゲットにするのか、そのターゲットのニーズは何なのか?

どの媒体で発信することが効果的なのか、分析をしなければ

ただ真似るだけでは失敗します。

凄くありがちなのが、

良いコンテンツを発信したとしても

そもそもPC保有率が低いとか、そのキーワードで検索さえしないというものなら、

世に出る事さえないということです。

そういった面では、当たり前の事ですが

メディアも広告を含めて、

どのタイミングで、誰に、どの媒体で、どうやって配信するか、

そして、なぜ配信をするのかというのをしっかりと考慮するべきものなのかなとも考えます。

BRUTUSのようなブランディングができれば良いのですがねw

アイバタイキ
株式会社sozai 代表取締役 CEO / クリエイティブディレクター / エディター
1987年 8月三重県津市生まれ。東京の大学を卒業後、経営コンサルタントの会社に務め、2013年3月の沖縄へ移住。県内のデジタルクリエイティブ企業でプランナー、ディレクター、新規事業立ち上げなどを行い、2016年1月に独立。2016年7月にクリエイティブエージェンシーである株式会社SOZAIを創業。クリエイティブディレクターとして沖縄の観光振興・地域活性化を目的とした企画制作、メディアの編集をおこなっている。
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